mardi, mars 14, 2006

relevance.

SperberとWilsonによって開発された「関連性理論」は語用論の最新のモデルであり、Griceの理論の自然な発展形である。この理論では、発話解釈というものを、聞き手の心的表示に対して操作された演繹論的推論メカニズムであり、その操作は「人間の認知系は自分にとって関連ある情報に注意を払うようにデザインされている」という関連性の原理によって支配されている、と考える。関連性を決定する要因には、コンテクスト効果と処理労力の二つがある。関連性理論では、話し手の行為は、最適の関連性を目指していると仮定され、その仮定から、発話解釈の諸現象が解明され、Grice理論に内在する諸問題も克服される。

やることが決まってるなら 別に他の本は読まなくてもいい
ほかの課題はやんなくていい
それは いやだ
いやなら やるしかない
やれと なにかが 背中を おしてくるなら

lundi, mars 06, 2006

summa2.03.3

クワインがまちがってるところ
で、映画のマトリックスにすごく関係するところ
があります

p→qにそぐわないような経験eに直面した。
pを満たすが、qを満たさない。
そしたら、その推論を含む理論の全体が裁きにあう。

・経験e自体が間違ってた。
・論理θの根底にある論理Lが変だ。
・理論θに変なところがある。
・p→qという推論がただしいとされることが変だ。

一番したの「理論θでは、論理Lに従い、p→qという推論が妥当なものとして導出される」という判断
を改訂してみよう。とする。その改訂が良かったかどうかは、経験とのつきあわせにより、決定する。
そのあと、物事が矛盾しなければ、その改訂は良かった。

じゃあこの推論のやり方を改訂した場合と、そうでない場合の帰結を比較してみて、改訂した方がいいかそうでないか、確かめてみよう。

それで、改訂した場合、例えばAという結論が、でたとします。

そのとき、必ず、なんかの推論をしてます。「経験eに直面したら、p→qが無いんだから、こうなって、こうなって…Aという結論だ!」という具合に。
しかし、この「こうなって」が問題です。この「こうなって」というのは明かにある一つの推論です。その推論は、「理論θでは、p→qが否定されている論理Lに従い、○○というある推論のやり方が妥当なものとして導出される」というしかたで導かれています。問題はくり返します。ではこの「理論θでは、p→qが否定された論理Lに従い、○○というある推論のやり方が妥当なものとして導出される」という判断が正しい理由はどこにあるのでしょうか。クワイン流の全体論によれば、正しいと断言できる理由は一つもありません。

…じゃあまた、「理論θでは、p→qが否定された論理Lに従い、○○というある推論のやり方が妥当なものとして導出される」を改訂しよう。○○はもう無いんだ。その上で出た結論と、そうでない○○を用いて導かれた結論を比較して、どっちがより現実の状況と整合的か調べよう。

それで、改訂した場合、例えばBという結論が、でたとします。

そのとき、必ず、なんかの推論をしてます。「経験eに直面したら、p→qと○○が無いんだから、こうなって、こうなって…Bという結論だ!」という具合に。
しかし、この「こうなって」が問題です。この「こうなって」というのは明かにある一つの推論です。その推論は、「理論θでは、p→q・○○が否定されている論理Lに従い、△△というある推論のやり方が妥当なものとして導出される」というしかたで導かれています。問題はくり返します。では、この「理論θでは、p→q・○○が否定された論理Lに従い、△△というある推論のやり方が妥当なものとして導出される」という判断が正しい理由はどこにあるのでしょうか。クワイン流の全体論によれば、正しいと断言できる理由は一つもありません。

…じゃあまた、「理論θでは、p→q・○○が否定されている論理Lに従い、△△というある推論のやり方が妥当なものとして導出される」を改訂しよう… …以下無限に続く