mercredi, septembre 21, 2005

『探究』Ⅱについてのノート

二等辺三角形が、等しい長さの一辺を下にして、描かれている。
この図形を見たときに、「何に見えますか」と聞かれたとします。

そのとき人によって、山・くさび・ぶら下がっているもの・
短い一辺を下にして立っているはずだった図形が転倒している…のように、
様々な別のものとして見ることができると思います。

ここまではいいと思います。
見ようと思えば、いろんなものに見えてくると思います。

それはなぜか。なぜこの三角形が、様々なものに見えるんだろうか。

それに対するひとつの説明は、「ある人は頂点の部分にフックがあると考える、そのように解釈すれば、そのときにはそれにぶら下がっているように見ることができるし、またある人は下に草原を、上に太陽を想定するという解釈を加えている、そのような時には、山と見る事ができるのだ」というものです。

このような説明の仕方をとろうとする人たちは、
「各人の目に入ってくる視覚情報(センスデータ)は同じだが、
そこに施す解釈が違うので、違って見える」という考え方をしています。

共通の刺激・そこに施す解釈、です。

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